1 その人を分かることの難しさを認識し、だからこそ、より個別的なかかわりを深めていきます。 |
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利用者の長い人生から見れば、私たちのかかわりはほんの一時です。また、「どんな時代背景があったのか」「どんな人生を歩んできたのか」をよく知りません。かかわりを深めるなかで、利用者から教えていただこうと思います。そのためには、より個別的にかかわっていく必要があります。
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2 これまでどおりの家族や地域とのかかわりを大切にします。 |
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大切な人や物に包まれて生活できることは、その人らしさを保つにとても重要なことです。中重度の介護が必要となっても、これまでどおりの生活を継続することには大きな意味があると考えます。
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3 できること、よいところの発見に努め、できることが広がるケアに努めます。 |
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できていた日常的なことが、だんだん思うようにできなくなると、自他共に認めていた存在感が希薄となり、なんとなく居心地の悪さを感じます。不安や孤独を感じながらの生活はとても苦痛なのだと想像し、できることが広がるケアに努めます。
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4 安全と安心を土台としたケアに努めます。 |
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深い人間関係は共通の安心感を根拠にして形成されていきます。自分が弱いものだと感じやすい利用者にとって、安心してその日を過ごせるかどうかはとても大切な事柄です。
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